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継続率の計算方法とは?リピートされない原因とリピーターを増やす改善策【実践編④】

リピーターを増やすための5つの改善点を紹介するアイキャッチ画像

「最近、お客様が一度きりで終わってしまう…」そんなお悩みを抱えていませんか?

売上が伸び悩んでいるとき、広告やキャンペーンで新しいお客様を増やすことに注目しがちですが、実は「もう一度来てもらえるかどうか」=リピート(継続)が大きなカギになります。

この記事で学べること
  • 継続率のカンタンな出し方
  • リピートされない原因
  • リピーターを増やすための改善策

この3つを、数字やマーケティングが苦手な方でもわかるようにやさしく解説します。

みや

リピーター施策以外の記事は以下を見てくださいね👇

目次

継続率の計算方法とは?スマホの電卓だけでできるカンタンな出し方

継続率(けいぞくりつ)とは、ある期間に来てくれたお客様のうち、次の期間にも来てくれた人の割合のことです。

たとえば、こんなイメージです👇

  • 1月に100人のお客様が来店
  • 2月にもそのうち60人が来てくれた

この場合、継続率は60 ÷ 100 × 100 = 60%という計算になります。

1週間単位とか1年単位ではダメですか?

1週間単位でも1年でもOKですよ!ビジネスによって期間が違うので、購入のサイクルを考えるといいですよ!

必要なのは、
・前の月に来てくれた人数(A)
・次の月にも来てくれた人数(B)

この2つだけ。

式はとてもシンプル:
(B ÷ A)×100

たとえばこんなケース:

  • 学習塾:1学期の体験生100人 → 2学期も通ったのが40人 → 継続率40%
  • 美容室:前月50人来店 → 今月も来たのが30人 → 継続率60%
  • 飲食店:リピーター向けクーポン利用者が、前月20人 → 今月15人 → 継続率75%

業種は違っても、計算のしかたは同じです。

「なんとなく減ってる気がする…」だけでは対策が立てられません。でも継続率という“数字”で見えるようにすると、「いつから減ったのか?」「どの施策のあとに変化があったか?」といった気づきが増えるので、次のアクションがとりやすくなります。

リピートされない理由とは?よくある3つの落とし穴

「うちの商品(サービス)はいいはずなのに、なぜか2回目がない…」こう感じたことがある方、多いのではないでしょうか。

実は、“リピートされない”原因は、価格やサービスの質だけではありません。ここではよくある3つの落とし穴を紹介します。

お辞儀をする男女スタッフのイラスト(ビジネスマナー・接客イメージ)

お客さま目線で考えると良いので、ご自身がリピートしていないお店やサービスを思い出すのがおすすめです!

1.忘れられている(存在を思い出してもらえていない)

お客様は日々忙しく、新しい情報もどんどん入ってきます。
一度満足していても、思い出してもらえなければ、再来店のきっかけは生まれません。例えば👇

  • 「あの整体、気持ちよかったけど、名前忘れたな…」
  • 「また行こうと思ってたのに、気づけば半年経ってた」
疑問を抱える女性のイラスト(悩み・考え中・質問のイメージ)

これ、すごく多いです!!だからこそ、「また思い出してもらう仕組み」が必要なんです。

日々皆さん、忙しいですからね。

2.次の来店の“理由”がない

1回目が良くても、「次はいつ来ればいいのか?」が明確じゃないと、人は動きません。例えば👇

  • 美容室:次の予約をその場で提案しなかった
  • 飲食店:クーポンや季節限定メニューなどの“再訪のきっかけ”がなかった
  • 学習塾:体験後の入会案内がふわっとしていた
スマートフォンを操作する女性のイラスト(検索・予約・SNS利用のイメージ)

「次にどうすればいいか」を伝えることで、お客様の行動が変わります。

みや

美容院だと次の予約訊かれたことありませんか?次の予約は大事!

3.小さな不満や不安が放置されている

例えば、

  • 接客がちょっと冷たかった
  • 支払いがややこしかった
  • 駐車場がわかりにくかった
悩んでいる男女のイラスト(不安・迷い・問題を抱えるイメージ)

お客様が口にしない「小さな違和感」は、再来店をやめる十分な理由になります。これはサービスの“内容”ではなく、体験全体の話です。

ネガティブな意見を読むのは辛いですが口コミやアンケートは真摯に受け取るのがおすすめです。

落とし穴のまとめ

  • 「忘れられている」
  • 「来店の理由がない」
  • 「小さな不満がある」

これらの原因は、すべて“リピートされない理由”につながっています。でも、ここがわかれば改善はできます。次の項目では改善策をお伝えします!

リピーターを増やすには?今日からできる改善策5選

リピートされない理由がわかったら、次は「どう改善するか」。
ここでは、スモールビジネスでもすぐ実践できる改善策を5つに整理して紹介します。

すべての施策に、リアル店舗・ECサイト・BtoB(法人向け)にも応用できる視点を含めています。
あなたのビジネスに合った方法を見つけて、今日から一つずつ実行していきましょう。

多様な人々がガッツポーズをしているイラスト(ダイバーシティ・前向き・応援のイメージ)

うちは店舗もECもあるので両方チェックですね!

みや

リアルとデジタルは密接に関連しているので、素晴らしいですね!

①お客様の記憶に残る“接点”を増やす

お客様が再び来てくれない最大の理由は、「忘れられてしまうこと」。
一度満足してくれたとしても、日常の中に埋もれてしまえば、次の利用にはつながりません。

特に今の時代は、情報もサービスも溢れすぎています。
だからこそ、“あのサービス、また使いたいな”と思い出してもらうための仕掛け”が必要なんです。

この仕掛け=接点は、大げさなものじゃなくてOK。
小さな「あなたを忘れていませんよ」の積み重ねが、リピートへの最初の一歩です。

▶ 実践アイデア:

  • LINE公式アカウントでのフォロー(定期配信やお礼メッセージ)
  • メールで「次回のおすすめ」や「クーポン」のお知らせ
  • SNSでお店の近況やちょっとした裏話を発信
  • 名前を呼ぶ、前回の内容にふれるなどのパーソナルな会話
  • サンキューメッセージや手書きのお礼カードを送る
  • 名刺やスタンプカードに一言添える
  • 誕生日や記念日のDMで再来店のきっかけづくり
  • 記憶に残る体験演出(香り、音楽、内装など)

“忘れられない工夫”が、また思い出してもらえるきっかけになりますよ!

がんばってLINEとメルマガ配信します!

➁次回利用の“きっかけ”をその場でつくる

「よかったらまた来てくださいね」と伝えて終わっていませんか?それだけでは、お客様の“行動”にはつながりにくいんです。

人は「いつ来たらいいか」「何を選べばいいか」が明確だと、動きやすくなります。逆にそれが曖昧だと、「そのうち行こう」と思っても忘れてしまうのが普通。

つまり大事なのは、“次に来る理由やタイミング”をその場で一緒に設計すること。これは売り込みではなく、親切なご案内になります。

▶ 実践アイデア:

  • サロン・整体:「次は2週間後くらいがベストです」と伝えて予約を取る
  • 飲食店:次回来店で使える手書きクーポンを渡す
  • ECサイト:購入完了メールで「次回おすすめ商品」や「使い方ガイド」を案内
  • BtoB:初回提案後に「次は1ヶ月後に改善案をお送りします」と伝える
  • 季節イベントやキャンペーン情報を事前に共有し、行動の理由を作っておく

「また来てくださいね」ではなく、「次はいつ来たらいいか」まで提案するのがポイントです。

みや

定期的なコンタクトは非常に重要です!ECや店舗では使い方ガイドやクーポンなどで思い出して頂のは大切ですよ!

小さな感動体験を仕込む

価格やスピードだけでは差別化が難しくなっている今、
お客様が「またここにお願いしたい」と思う理由は、「気持ちが動いたかどうか」にあります。

そのために必要なのは、小さくても心に残る“ちょっと嬉しい”体験
驚くような演出じゃなくても、気配りや個別対応だけで十分印象に残ります。

特にスモールビジネスは、“人が見えている”からこそ強みになる領域ですよ!!!

▶ 実践アイデア:

  • 手書きの一言メッセージを添えた納品書や封筒
  • 名前や好みを覚えてくれていたことに驚く“ちょっとした記憶”
  • EC:おまけ商品、季節感のある同梱物(冬はカイロ、夏はうちわなど)
  • BtoB:大量発注や長期継続の御礼として、次回優待案内や限定資料を送付
  • 誕生日や記念日DM/来店◯回目のちょっとしたプレゼント
  • 「あなたをちゃんと見てますよ」のメッセージが伝わる小さな工夫

うちはお子様むけにちょっとしたお菓子をお渡してます。好評ですよ!

「忘れられない仕組み」をつくる

感動や満足は“記憶”に残りますが、時間が経てばどうしても薄れていくのが自然です。
だからこそ、定期的に「思い出してもらう仕組み」を入れておくことが重要です。

これは一度仕組みをつくってしまえば、あとは自動で動く“地味に効くリピートエンジン”になります。

▶ 実践アイデア:

  • LINEやメルマガでの月1配信(お知らせ・コラム・特典案内など)
  • お誕生日や過去の購入タイミングに合わせたフォローメール
  • ECサイト:購入後30日でリピート案内メールを自動送信
  • BtoB:契約から30日後に改善提案や報告書を送る定例フォロー
  • 紙のスタンプカードや、会員制度による「次回の楽しみ」を用意
  • リピーター限定ページや特別クーポンで“自分だけ感”を演出

「“また思い出してもらえる仕掛け”がある状態」をつくっておけば、営業せずとも自然に戻ってきてもらえる導線になります。

わたしはユニクロの誕生日クーポンを心待ちにしてますw

小さな違和感を見逃さない

お客様が再来店しないのは、大きなクレームがあったからではなく、
「なんとなく行かなくなった」という違和感が積み重なっていることが多いです。

それはお客様が言葉にしないだけで、しっかり存在している“離脱のサイン”。
だからこそ、小さな兆しを見逃さず、自分たちで気づく・拾う工夫が必要です。

▶ 実践アイデア:

  • 店舗の照明・匂い・音・清潔感を月1回スタッフでチェック
  • お問い合わせやクレーム対応のスピード・丁寧さを振り返る
  • ECサイト:購入フローが複雑になっていないか?画像・説明がわかりやすいか?
  • BtoB:納品後に「困っていることはありませんか?」と軽く聞く仕組みを作る
  • アンケートの設置/レビュー投稿促進で“言葉にしてもらう”きっかけづくり
  • 離脱理由を直接聞くのが難しい場合は、数字(リピート率)で変化を追う
みや

顧客アンケートを実施するのが、おすすめですよ。

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  • 売上アップにつながる“数字の見方”と改善の考え方
  • 融資に通りやすくなる“見せ方”と売上計画の立て方
  • リピーターを逃さない接客やWEB改善の具体例
  • 経営者がやりがちな失敗と、立て直しの方法

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この記事を書いた人

宮 淳一郎のアバター 宮 淳一郎 代表取締役CEO

同志社大学大学院(MBA)修了/日本マーケティング学会所属
広告代理店、オムロン、アマゾンジャパンを経て株式会社マキモノを設立。
独立行政法人中小企業基盤整備機構の経営アドバイザーを兼任。
これまで支援した企業は100社以上。デジタルマーケティングが得意。

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