「最近、お客様が一度きりで終わってしまう…」そんなお悩みを抱えていませんか?
売上が伸び悩んでいるとき、広告やキャンペーンで新しいお客様を増やすことに注目しがちですが、実は「もう一度来てもらえるかどうか」=リピート(継続)が大きなカギになります。
- 継続率のカンタンな出し方
- リピートされない原因
- リピーターを増やすための改善策
この3つを、数字やマーケティングが苦手な方でもわかるようにやさしく解説します。

リピーター施策以外の記事は以下を見てくださいね👇
継続率の計算方法とは?スマホの電卓だけでできるカンタンな出し方
継続率(けいぞくりつ)とは、ある期間に来てくれたお客様のうち、次の期間にも来てくれた人の割合のことです。
たとえば、こんなイメージです👇
- 1月に100人のお客様が来店
- 2月にもそのうち60人が来てくれた
この場合、継続率は60 ÷ 100 × 100 = 60%という計算になります。



1週間単位とか1年単位ではダメですか?



1週間単位でも1年でもOKですよ!ビジネスによって期間が違うので、購入のサイクルを考えるといいですよ!
必要なのは、
・前の月に来てくれた人数(A)
・次の月にも来てくれた人数(B)
この2つだけ。
たとえばこんなケース:
- 学習塾:1学期の体験生100人 → 2学期も通ったのが40人 → 継続率40%
- 美容室:前月50人来店 → 今月も来たのが30人 → 継続率60%
- 飲食店:リピーター向けクーポン利用者が、前月20人 → 今月15人 → 継続率75%
業種は違っても、計算のしかたは同じです。
「なんとなく減ってる気がする…」だけでは対策が立てられません。でも継続率という“数字”で見えるようにすると、「いつから減ったのか?」「どの施策のあとに変化があったか?」といった気づきが増えるので、次のアクションがとりやすくなります。
リピートされない理由とは?よくある3つの落とし穴
「うちの商品(サービス)はいいはずなのに、なぜか2回目がない…」こう感じたことがある方、多いのではないでしょうか。
実は、“リピートされない”原因は、価格やサービスの質だけではありません。ここではよくある3つの落とし穴を紹介します。





お客さま目線で考えると良いので、ご自身がリピートしていないお店やサービスを思い出すのがおすすめです!
1.忘れられている(存在を思い出してもらえていない)
お客様は日々忙しく、新しい情報もどんどん入ってきます。
一度満足していても、思い出してもらえなければ、再来店のきっかけは生まれません。例えば👇
- 「あの整体、気持ちよかったけど、名前忘れたな…」
- 「また行こうと思ってたのに、気づけば半年経ってた」


これ、すごく多いです!!だからこそ、「また思い出してもらう仕組み」が必要なんです。



日々皆さん、忙しいですからね。
2.次の来店の“理由”がない
1回目が良くても、「次はいつ来ればいいのか?」が明確じゃないと、人は動きません。例えば👇
- 美容室:次の予約をその場で提案しなかった
- 飲食店:クーポンや季節限定メニューなどの“再訪のきっかけ”がなかった
- 学習塾:体験後の入会案内がふわっとしていた


「次にどうすればいいか」を伝えることで、お客様の行動が変わります。



美容院だと次の予約訊かれたことありませんか?次の予約は大事!
3.小さな不満や不安が放置されている
例えば、
- 接客がちょっと冷たかった
- 支払いがややこしかった
- 駐車場がわかりにくかった


お客様が口にしない「小さな違和感」は、再来店をやめる十分な理由になります。これはサービスの“内容”ではなく、体験全体の話です。



ネガティブな意見を読むのは辛いですが口コミやアンケートは真摯に受け取るのがおすすめです。
落とし穴のまとめ
- 「忘れられている」
- 「来店の理由がない」
- 「小さな不満がある」
これらの原因は、すべて“リピートされない理由”につながっています。でも、ここがわかれば改善はできます。次の項目では改善策をお伝えします!
リピーターを増やすには?今日からできる改善策5選
リピートされない理由がわかったら、次は「どう改善するか」。
ここでは、スモールビジネスでもすぐ実践できる改善策を5つに整理して紹介します。
すべての施策に、リアル店舗・ECサイト・BtoB(法人向け)にも応用できる視点を含めています。
あなたのビジネスに合った方法を見つけて、今日から一つずつ実行していきましょう。





うちは店舗もECもあるので両方チェックですね!



リアルとデジタルは密接に関連しているので、素晴らしいですね!
①お客様の記憶に残る“接点”を増やす
お客様が再び来てくれない最大の理由は、「忘れられてしまうこと」。
一度満足してくれたとしても、日常の中に埋もれてしまえば、次の利用にはつながりません。
特に今の時代は、情報もサービスも溢れすぎています。
だからこそ、“あのサービス、また使いたいな”と思い出してもらうための仕掛け”が必要なんです。
この仕掛け=接点は、大げさなものじゃなくてOK。
小さな「あなたを忘れていませんよ」の積み重ねが、リピートへの最初の一歩です。
▶ 実践アイデア:
- LINE公式アカウントでのフォロー(定期配信やお礼メッセージ)
- メールで「次回のおすすめ」や「クーポン」のお知らせ
- SNSでお店の近況やちょっとした裏話を発信
- 名前を呼ぶ、前回の内容にふれるなどのパーソナルな会話
- サンキューメッセージや手書きのお礼カードを送る
- 名刺やスタンプカードに一言添える
- 誕生日や記念日のDMで再来店のきっかけづくり
- 記憶に残る体験演出(香り、音楽、内装など)
“忘れられない工夫”が、また思い出してもらえるきっかけになりますよ!



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➁次回利用の“きっかけ”をその場でつくる
「よかったらまた来てくださいね」と伝えて終わっていませんか?それだけでは、お客様の“行動”にはつながりにくいんです。
人は「いつ来たらいいか」「何を選べばいいか」が明確だと、動きやすくなります。逆にそれが曖昧だと、「そのうち行こう」と思っても忘れてしまうのが普通。
つまり大事なのは、“次に来る理由やタイミング”をその場で一緒に設計すること。これは売り込みではなく、親切なご案内になります。
▶ 実践アイデア:
- サロン・整体:「次は2週間後くらいがベストです」と伝えて予約を取る
- 飲食店:次回来店で使える手書きクーポンを渡す
- ECサイト:購入完了メールで「次回おすすめ商品」や「使い方ガイド」を案内
- BtoB:初回提案後に「次は1ヶ月後に改善案をお送りします」と伝える
- 季節イベントやキャンペーン情報を事前に共有し、行動の理由を作っておく



定期的なコンタクトは非常に重要です!ECや店舗では使い方ガイドやクーポンなどで思い出して頂のは大切ですよ!
小さな感動体験を仕込む
価格やスピードだけでは差別化が難しくなっている今、
お客様が「またここにお願いしたい」と思う理由は、「気持ちが動いたかどうか」にあります。
そのために必要なのは、小さくても心に残る“ちょっと嬉しい”体験。
驚くような演出じゃなくても、気配りや個別対応だけで十分印象に残ります。
特にスモールビジネスは、“人が見えている”からこそ強みになる領域ですよ!!!
▶ 実践アイデア:
- 手書きの一言メッセージを添えた納品書や封筒
- 名前や好みを覚えてくれていたことに驚く“ちょっとした記憶”
- EC:おまけ商品、季節感のある同梱物(冬はカイロ、夏はうちわなど)
- BtoB:大量発注や長期継続の御礼として、次回優待案内や限定資料を送付
- 誕生日や記念日DM/来店◯回目のちょっとしたプレゼント
- 「あなたをちゃんと見てますよ」のメッセージが伝わる小さな工夫



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「忘れられない仕組み」をつくる
感動や満足は“記憶”に残りますが、時間が経てばどうしても薄れていくのが自然です。
だからこそ、定期的に「思い出してもらう仕組み」を入れておくことが重要です。
これは一度仕組みをつくってしまえば、あとは自動で動く“地味に効くリピートエンジン”になります。
▶ 実践アイデア:
- LINEやメルマガでの月1配信(お知らせ・コラム・特典案内など)
- お誕生日や過去の購入タイミングに合わせたフォローメール
- ECサイト:購入後30日でリピート案内メールを自動送信
- BtoB:契約から30日後に改善提案や報告書を送る定例フォロー
- 紙のスタンプカードや、会員制度による「次回の楽しみ」を用意
- リピーター限定ページや特別クーポンで“自分だけ感”を演出
「“また思い出してもらえる仕掛け”がある状態」をつくっておけば、営業せずとも自然に戻ってきてもらえる導線になります。



わたしはユニクロの誕生日クーポンを心待ちにしてますw
小さな違和感を見逃さない
お客様が再来店しないのは、大きなクレームがあったからではなく、
「なんとなく行かなくなった」という違和感が積み重なっていることが多いです。
それはお客様が言葉にしないだけで、しっかり存在している“離脱のサイン”。
だからこそ、小さな兆しを見逃さず、自分たちで気づく・拾う工夫が必要です。
▶ 実践アイデア:
- 店舗の照明・匂い・音・清潔感を月1回スタッフでチェック
- お問い合わせやクレーム対応のスピード・丁寧さを振り返る
- ECサイト:購入フローが複雑になっていないか?画像・説明がわかりやすいか?
- BtoB:納品後に「困っていることはありませんか?」と軽く聞く仕組みを作る
- アンケートの設置/レビュー投稿促進で“言葉にしてもらう”きっかけづくり
- 離脱理由を直接聞くのが難しい場合は、数字(リピート率)で変化を追う



顧客アンケートを実施するのが、おすすめですよ。
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「売上がなかなか安定しない…」
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そんな悩みを感じているスモールビジネス経営者の方へ。
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内容はすべて実践ベース。たとえばこんなテーマを扱っています:
- 売上アップにつながる“数字の見方”と改善の考え方
- 融資に通りやすくなる“見せ方”と売上計画の立て方
- リピーターを逃さない接客やWEB改善の具体例
- 経営者がやりがちな失敗と、立て直しの方法
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